お墓メンテナンス~やってはいけないこと

お墓メンテナンスの重要性

お墓は大切なご先祖様を供養する場所で、家族の絆をつなぐ場でもあります。
ほとんどのお墓が屋外にございますので、長年雨風にさらされて蓄積された汚れも溜まりやすくなりダメージを受けてます。
そのため、定期的なお墓のメンテナンスは重要です。
但し、お墓メンテナンスをする際にやってはいけないこともございます。

1.お墓メンテナンスの基本

1-1.お墓の清掃

お墓の清掃は、定期的に行うことが良いとされております。
お墓の石や墓石に付いた汚れを落とし、周囲の草や落ち葉を掃除しましょう。
また、植栽の管理も大変重要なことです。大きくなって周りのお墓に迷惑をかけないように定期的な剪定なども必要です。
清掃を行うことで、お墓が美しく保たれるだけでなく、お墓参りがより心地良いものになります。

1-2.供花やお線香の供え方

供花は季節に合った花を選び、花立てに入れてお供えしましょう。
お線香は香炉に入るサイズのお線香とし、極端に長物は避け、燃え尽きるまでの時間を考慮して供えます。
線香を立てて焚く線香立てだけではなく、お線香を横たえて焚く香炉もございます。

1-3.お墓の周りの草刈り

お墓周辺の草は定期的に刈り取ることで、お墓が美しく保たれます。
また、草が伸びすぎると虫が発生しやすくなるため、周りのお墓参りの方にも迷惑をかけてしまいますので注意が必要です。

2.やってはいけないこと

2-1.適切でない清掃方法

お墓を清掃する際には、金属製のブラシや硬いたわしを使わないようにしましょう。
また、強力な洗剤や漂白剤を使って汚れを落とすことも避けましょう。
石材にダメージを与える可能性があります。
どうしても取れない汚れには洗剤を使用したくなりますが、墓石にとってとても大きなダメージにつながる可能性もございます。
掃除方法には、専門業者に依頼することをお勧めいたします。

2-2.墓石への彫刻などの加工

墓石への彫刻や文字のペンキ入れは、慣れないと墓石にダメージを与えるだけでなく、大きなシミやカケなどにもつながります。
長年屋外に設置されたお墓ですので、どこかしら気になる部分があるのはわかりますが、無理に自分で手を加えようとすると大きなダメージを与えてしまう可能性がございます。
基本的には、メンテナンス専門業者に依頼することをお勧め致します。

2-3.他のお墓を無断で触る

他人様のお墓に触れることは、あまりよろしくありません。
どのようなお墓にせよ、その状態になっている理由は他人にはわかりませんので、勝手に手を加えることは避けるべきでしょう。
万が一、お墓の植栽が大きくなり大量の落ち葉が落ちてきたり、木の根が広がり周りのお墓に危害を加えているなど、他のお墓に問題がある場合は、墓地管理者に連絡しましょう。

2-4.無断で墓地内に物を置く

墓地内に無断で物を置くことは、他の参拝者や墓地管理者を混乱させる可能性がございます。
例えば、墓地の共有部分に自宅に入りきらない物を置いたり、お墓の前をオートバイの置場にしたり、共有部分の参道にベンチを設置してしまったり。。。このようなことをするのはやめましょう。
墓地規則のルールやマナーを守り、皆が気持ちよくお墓参りができるように、周りの方にも配慮しましょう。

3.お墓メンテナンスの注意点

3-1.適切な掃除道具を用意する

お墓の掃除には、柔らかいブラシやたわし、中性洗剤を使用しましょう。
これにより、墓石に優しく、効果的に汚れを落とすことができます。
墓石に使う洗剤は、墓石にダメージを与えるものも多く、特に強酸性洗剤は取り扱いにはとても気を付けなくてはいけない薬剤です。
汚れを除去するために酸性洗剤が必要になることもございますが、原則、墓石メンテナンス専門業者に依頼することをお勧めいたします。

3-2.墓地のルール(規則)を確認

各墓地には各々独自の規則があります。
メンテナンスなどにしても音の出る道具・機械や何らかの薬剤を使用する際は、管理者に確認しましょう。お彼岸やお盆の時期は一切の作業を行えない規則がある場合もございますので、あらかじめ確認することをお勧め致します。

3-3.ゴミや道具の持ち帰り

墓地内で出たゴミは、持ち帰るか指定された場所に捨てましょう。
お供物をそのまま置いておくと害虫や獣、カラスなどの鳥が食べ散らかす可能性がございます。
墓所内が汚れ、衛生面もよろしくない状態になりますので、墓地のルールとしてお供物は当日お持ち帰りいただくことが多いです。
墓地内を清潔に保つことは、他の参拝者にも配慮する大切なマナーです。

4.よくある質問

Q1.墓石にこびり付いた苔はどのように除去するべきか?

A1.苔の汚れですと、比較的汚れを落としやすいケースが多いです。
まだ苔が生えたばかりの状態でしたら、水で洗浄してから、ヘラやスクレーパーなどで優しく削るだけで取れてしまうこともございます。
汚れ具合や年月の違いにもよりますが、苔が生えてから永年経ち、カビなども同様に発生しているようならば、薬剤を使用した洗浄の方が効果的でしょう。
いずれにしましても、現地のお墓を確認させていただいてから作業方法を決定いたしますので、もし取れなくて困っている汚れがございましたら、画像を送るか墓地を場所をお知らせください。

Q2.お墓参りの頻度はどれぐらいが良いのか?

A2.決まりはございませんが、年に一度はお墓参りの際にお掃除をすると、汚れが蓄積されることは少ないのではないかと思います。
但し、水垢やエフロレッセンスなどのように、定期的にお墓参りとお掃除を繰り返しても、どうしても蓄積されてしまう汚れもございます。
拭き掃除だけでは取れるものではございません。
どうしても気になるようでしたら、現地確認・お見積りは無料ですので、私共までご相談ください。

5.まとめ

お墓メンテナンスは、大切なご先祖様を供養し、親族との絆をつなぐ重要な行為です。
難しい汚れ落としだけを業者に依頼することも可能です。
専門業者をうまく活用して、無理のないお墓参りを。
墓地のルールを守り、周りにも配慮したお墓メンテナンスを心掛けましょう。

お墓のメンテナンス・補修など参考価格
お墓のクリーニング、意外と安い?

気にはなっていたお墓の汚れなど。
みんなでスッキリきれいにしてみましょう!

区画タイプ・特徴、宗旨・宗派で絞り込む

  • 区画タイプ

  • 特徴

  • 宗旨・宗派